第1ケーラー病(第1Köhler病:足の舟状骨)

 土踏まずに痛みがあり、足の外側に体重を掛けて歩きます。 土踏まずが腫れる事もあり、押すと痛みがあります。足の形は正常で、関節の動きは障害されません。


原因

足の舟状骨は、足の縦アーチと横アーチの接点によるため、体重がかかりやすく、繰り返しの運動時の荷重が足の舟状骨にかかり、血行障害を起こし阻血性壊死となる。

 

 


好発

 5歳前後男子(5~7歳の小学校に入る前)

 


症状

 足の舟状骨の疼痛、圧痛、歩行痛、腫脹、熱感が診られる。時に跛行をもたらす。

 


X-P

 初期変化なし 3~4か月後に輪郭不鮮明。その後陰影濃厚、扁平化。

 


治療

 初期は運動停止と安静。

 疼痛時には冷シップ固定、足底挿板使用、安静

 その後、温熱療法、ストレッチ

 


予後

 2~3年 親の監視のもと安静で良好