シーバー病(Sever病:踵骨)

 成長期に激しい運動をする男のに多い。かかとを浮かして歩いていたらシーバー病かも。セーバー病ともいう。


原因

 走ったりジャンプしたり、アキレス腱の牽引力が加わった時、または外力を受けやすい部位である為、繰り返しの外力により踵骨後端核の壊死が起こる。

 

 


好発

 7歳前後の男子。しばしば両側性。

  


症状

 踵骨後端部の疼痛、圧痛、軽度制限

 


X-P

 初期に変化はなく、3~4か月後に骨端核は不規則な形を呈し、後に濃淡陰影を呈し1,2か所に骨折様の分節化

 


治療

 初期は運動停止

 約1~2か月 冷シップ、固定、安静

 その後、温熱療法、ストレッチ

 


予後

 一般的に2~3年(1か月後で痛みは軽減する再発の恐れあり)

 親の監視のもとで安静にしていれば良好

 


鑑別

 踵骨結核中足骨の中でも第2中足骨に最も長く荷重や外力により圧迫を受けやすく、血行障害を起こし阻血性壊死となる。